週刊少年サンデー 2019年18号
巻頭のあだち×青山対談は、お互いおっさん大ベテラン同士なので20〜30年くらい前の話がポンポン出てきて面白かった。
巻頭カラーの「トニカクカワイイ」は、このマンガはこういう雰囲気の話を徹底してやるのだという作者の強い意志を改めて感じた。このスタンスは支持したい。
あと「先生の恋愛も大体こんなもんです」というコメントはあくまで畑先生の主観だが、大人同士のデートだからと言っても必ずしも権謀術数が渦巻くものではないのは確かなので、大人になってもこういうデートをみんなすればいいと思った。
「あおざくら」の近藤と土方のダラダラした年末を過ごす図が非常にかわいかったので、こいつら同棲すればいいのではと思った。
「アノナツ」は少年野球の指導者なのに平気でタバコ吸って少年相手に暴力を振るうTHE・昭和といった感じの暴力監督が出てきて、「しょ、昭和〜!」って思った。このマンガには「昔は良かった」的な昭和への幻想を徹底的に破壊して欲しいと願いながら読んでる(歪)。
最近の「BE BLUES!」、龍と藍子はいかにも青春って感じのエピソードだったのに、菜々美と優人では一転してエロマンガの導入部みたいな雰囲気の話になってしまうのがすごいというか、田中モトユキ先生すごいなあと感心。田中先生はいざとなったらエロマンガも描けるって、「リベロ革命!」の人妻バレー編から思ってたよ!(興奮しながら)
そして何か色々察してしまったっぽい優希はこれからどうするのか。しばらくは青春ドラマ編が続きそうな風向きなので、その辺期待できるのかも。
「クロノマギア」は、デジタルカードゲーマー的な視点からすると「リーサルの見極めを間違えて相手を倒せないと逆襲されてひどい目に遭いがちだよね」という感想。相手に与えたダメージがそのまま相手のマナになって逆襲されるシステムになってるクロノマギアだと、特にリーサル計算は大事。マジで。
マンガとしても、今週はかなりの盛り上がりを感じた。東毅先生さすがだ。
あの娘にキスと白百合を 10巻

あの娘にキスと白百合を 10 (MFコミックス アライブシリーズ)
- 作者: 缶乃
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2019/03/23
- メディア: コミック
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最終巻。最初から最後まで追いかけて読んでいたので感慨深い。
これまで登場してきたキャラクター達が、それぞれのパートナーと何だかんだで幸せに過ごしている様を見られる巻。これまで読んできて良かったと感じられる。
ひめはじけ 3巻
「ひめはじけ」の最終巻を入手していなかったことを思い出して購入。
何というか、ここで終わってしまうのは仕方ないとは言え、題材やキャラ達はとてもよくできているので、もうちょっと何とかできなかったのかなあという悔しさも読んでいて感じる。
ただ、「ひめはじけ」を描いたおかげで「お酒は夫婦になってから」以降のクリスタルな洋介先生の快進撃に繋がったという見方もできるので、クリスタルな洋介先生のファン的には貴重なコミックだと思う。
立ち位置的に椎名先生における「一番湯のカナタ」に似ているのかもしれないし、似てないかも知れない(何)。
おまけの高校生編で、ツンデレキャラを続けていたししょーが唯一彼氏がいない状態になっているところがひどいなと思った(褒めてます)。